Philippines/Cebu & Mactan Is. 7 Feb.2009~14 Feb.2009
夜中に雨の音がしていたので嫌な予感はしていたのですが、どうやら朝から雨模様です。どうせ濡れるんだからどうでもよさそうなものですが、ダイビングしてる人にはわかるよね? やっぱり海はスカッと晴れて燦々と輝く太陽の下で潜りたいものでございます。まっ、仕方ないか…。
天気:雨のち曇り、気温:27℃、水温:27.3℃、透明度:5〜7m、風向:東、風力:2
海況:ややニゴニゴ、波高:膝、最大水深:48.2m、潜水時間:64分、ガイド:tomoちゃん
潮回り:大潮、月齢・14.8
我らがP-com号は大型のバンカーボートと呼ばれる船体の両脇に竹で作ったバンカー(緩衝材)が付けられた船です。他ではこんな形のダイビングボートは見たことがありません。インドネシアの漁船には片側にバンカーみたいなのが付いたカヌーでしたけど。大型バンカーボートは船体も20m、キャビンの幅が4mくらいあって居住空間が巨大です。それにバンカーが付いているのでボートの全幅は10m以上あります。だからカメラ置き場や器材のセッティング場所もゆったりしています。
1本目のポイントは昨日ニゴニゴだったリボンゴビーの近くなので近くに行くまではハラハラです。ポイントに着いてみれば昨日の濁りはほぼなくなりました。一昨日はほとんど撮れなかったフトモイも狙いますが昨夜Yoshiさんから聞いた謎のスズメダイも見つけたいものでございます。
-45m付近の投棄タイヤにはフトモイやフチドリハナダイ、デルタスズメダイなどが群れていますが、あちこち覗きこんでも謎のスズメダイは見つかりません。
仕方ないのでフトモイの証拠写真だけ撮って浮上。
薄暗い濁りの中、フトモイだと思って一生懸命撮った中にはキンギョハナダイも混じっていました(笑) 気が付けば6m2分の減圧。
ノン・ダイバーの方のために説明しますと、水中の高気圧下で高圧空気を吸って呼吸をすると血液の中に大量の窒素が溶け込みます。一度血液に溶けた窒素は中々体外に排出されないので、そのまま急浮上して周りの圧力が下がると血管の中で気泡になってしまって血管を詰まらせる原因になるんです。これが減圧症や潜水病などと呼ばれる症状で、ひどい時には半身不随になったり命にかかわることもあります。
そこで今のダイバーはダイビングコンピュータという計器を持っていてその指示に従ってゆっくりと窒素を抜きながら浮上するんです。6m2分というのは「水深6mで2分間留まって窒素を抜きなさい」という指示でこれを減圧停止と言います。その場で2分間が過ぎると今度は「3mで15分間停止しなさい」みたいな指示があらためて出される仕組みです。
浅場に移動して減圧停止をして窒素が抜けるのを待つんですが、ジッとして待っているのはつまらないので近くにいるスズメダイなんかを見ながら過ごします。あぁスズメダイ好きでよかった(^^)
天気:曇り、気温:27℃、水温:27.7℃、透明度:5〜7m、風向:東、風力:2
海況:ややウネリ、波高:膝、最大水深:27.8m、潜水時間:61分、ガイド:tomoちゃん
2本目はボートでちょっと移動したポイントです。tomoちゃんが「たぶん目ぼしいものは何にもいない」と宣言するので(笑)無欲で行くことにしました。
リーフの棚からドロップオフを降りると-20mくらいで砂地の斜面になります。tomoちゃんが呼ぶので見に行くと、ゴルゴニアンシュリンプ。なんだ、いるじゃん!(笑)
その後もtomoちゃんはあちこちで見つけて呼んでいます。でもあんまりたくさん見せられると有難味がなくなるので、適当なところでいいですよん。
ボートの下に戻ってマッタリしていると見慣れたような初めて見るような不思議なベラが泳いでいます。とりあえず証拠写真!と思ったらセジロノドグロベラの成魚でした。いつも伊豆では幼魚しか見てないからわかりませんでした(笑)
tomoちゃんがあちこちでホヤに住むエビを教えてくれるのですが、いかんせん小さ過ぎます! 肉眼では絶対に見えないのでカメラのファインダーで覗きこむのですが今度はピントが合わないので全然見えません。写真は奇跡的に撮れていた1枚です(^^ゞ
ウエッジスポットダムセルと思われるスズメダイも撮りましたが、1年も経つと忘れてしまいますな(^^; そしてこれまたカムフラージュが素晴らしい小さなモエビの仲間。指さされてもエビだとわかるまでに時間がかかりました。
いつものように2本潜ったらダイブセンターに戻ってお昼です。この頃には青空ものぞき太陽も顔を出しました。やっぱり晴れがいいです。
天気:晴れ、気温:27℃、水温:27.5℃、透明度:15〜20m、風向:東、風力:1
海況:ほぼ凪、波高:すね、最大水深:19.5m、潜水時間:64分、ガイド:tomoちゃん
3本目はダイブセンターから南に3分ほど走ったマリンステーションです。ここは船溜まりになっていてたくさんのボートが係留されています。オケモリさんによれば以前来た時に「フラッシャーが乱舞してた」というので期待満載で飛び込みました。棚の端っこは枝珊瑚の群生があってアツクチスズメダイも見られます。もしかしてカザリスズメも・・・と期待して探しますが見つかりません。環境的にはいてもよさそうなんだけどな。ぜひカザリの幼魚を探しておいてください>tomoちゃん。
そしてマクタンはキャンディケインが山盛りで見られます。以前はパラオで一生懸命撮ったけど、こりゃパラオで見るものじゃないね(笑) そして見慣れないベラ。日本にはいないんですかね。もっと真剣に撮っておけばよかった。。。
ホヤのエビとともにtomoちゃんが出す難問の一つがコレ。枝珊瑚に住むダルマハゼです。「産卵床を守っている場面を撮れ!」と言うんですが、そんなに簡単じゃないのよ!(笑) とりあえず証拠写真。ちなみに卵は写っていません(/_;)
そして今回見たかったスズメダイの一つ、スプリンガーデモイセルです。ルリスズメダイの仲間で肉眼ではブルーの体色に黒っぽいシミが薄く見えるだけなのに、写真に撮ってみるとブルーとブラックのとっても怪しいカラーリングがくっきりと浮かび上がります。素晴らしいわぁ!
エギジットしてみるとダイビングコンピュータ(以下、ダイコン)の搭乗禁止時間が23時間になっています。飛行機の機内は気圧が低い(0.7気圧位になるそうです)ので、陸上では減圧症にならなくても飛んでいる間に減圧症になる場合が多く、もっともっと窒素を抜いておかなくてはいけないのです。ダイコンには体内に溜まった窒素量を計算して搭乗禁止時間を表示してくれる機能もあるのです。出発便は朝7:50発なのでこのままのペースで潜り続けると最終日に潜れなくなる懸念が出てきました。オケモリさんと協議した結果、明日の3本目が終わった時点で今後の身の振り方を決めようということになりました。
天気:晴れ、気温:27℃、水温:27.5℃、透明度:5m、風向:-、風力:0
海況:やや流れ、波高:すね、最大水深:14.8m、潜水時間:52分、ガイド:−
4本目はまたフラッシャー狙いです。写真の一番右に写っているボートの向う側あたりを潜ります。でもピンクとラインスポットが1匹ずつ、しかもピンクは尾鰭がキズものなのでモチベーションは下がり気味です(苦笑)
定位置に着いて撮影体勢に入りますがずっと遠くの方でフラッシュするので全然撮れません。下側に回り込むと今度は上の方でフラッシュしてます。だから1匹だけはイヤなんだよなぁ〜。30分も粘りましたが目も肩も手も疲れてきたので「もういいや!」と帰ってきました。帰る途中で見たササムロ。初めて見たかも。ケラマにいましたっけ?
利用サービス:Pcom Dream Diving Service
夕食はゲストのリクエストで煮込みハンバーグです。うまそー! 今日の昼に「今晩はイカスミパスタかな?」なんて言っていたらYoshiさんがイカスミのスパゲティを作ってくれました。これがまためちゃウマです。しかも鶏唐まで! 極楽だわ(^^)
夕食後の宴会はレミーが出してくれるラム・ロックを飲みながら、過去の恐怖ダイビング体験の話で盛り上がりました。
別チームで潜っていた3人組の体験談なんですが、バリ島のヌサペニダという激流ポイントに体験ダイバー2名と一緒に向かったんだそうです。でもショップのスタッフは体験ダイバー用フィンを1組忘れてきたとのこと。なのに日本人イントラは「大丈夫っすよ」と言って連れて行っちゃたんだそうです。当然体験ダイバーは飛び込んだ瞬間にパニック。水を飲んで意識不明になっちゃったそうです。ショップスタッフはその人を地元の漁師に「病院に運んでくれ」と押しつけて2本目のダイビングに向かったんだそうです。でもねそのボートが帰りに爆発して大火傷しちゃったんだそうな。いやいや、ボートが爆発するなんて話は初めて聞きました(@_@;
次は沖縄本島のショップの話。またまた激流ポイントで「流れが強いので水底30メートルで集合!」(笑) 最初に3人で飛び込んで34mの根に掴まってガイドが来るのを待っていたのに15分経っても降りてこないんだそうです。水深も水深だし、どうしようかと思っていたところにようやくガイドが到着。初心者が潜行できなくて流されちゃったんだそうです。初心者を激流ポイントに連れて行くなよ、って話。みんな去年あったことなんだそうです。まだあるんだねぇ、こういうショップ。
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