North SULAWESI/LEMBEH Is. 10 Feb.2008~17 Feb.2008
明けてリゾート2日目の朝を迎えました。昨日からの曇り空は相変わらずで南国の照りつけるような太陽は期待できそうもありません。リゾートの朝は6:00の朝食から始まります。朝食といってもこれはまだ仮の朝食で、メインの朝食は早朝Diveから帰って来てからたっぷりといただくことになります。「朝っぱらから飯食って潜れるかよぉ」の声もそこそこに、4日間の1日4食生活が始まったのでした。
天気:曇り、気温:27℃、水温:28.0℃、透明度:5m、風向:-、風力:0
海況:ベタ凪のニゴニゴ、波高:5cm、最大水深:21.9m、潜水時間:78分
昨晩の夕食時に話題は自然と話題はフラッシャーの話になりました。最近の全スズ振はフラッシャー愛好会とイシモチ倶楽部が2大勢力となり、スズメダイ派閥の勢力は退行気味です。ブルーフラッシャーやフィラメンテッド、ロイヤル、マッコスカー。それに今回の目玉はロイヤル似のトギアンフラッシャーです。そんな話をしていたものですからミキティも気を使って1本目からフラッシャーポイントをあてがってくれたのでした。桟橋から乗り込む黄色のダイビングボートには115馬力の船外機が1つ。ムンジャンガン程ではないにしろ、ボートはのんびりとポイントに向けて進みます。それでもポイントまでは5分ほどで到着しました。
ポイントのTKIIはリゾートの桟橋からボートで5分ほどの場所です。レンベ海峡の中でも’いかにも’内湾風のポイントです。レンベのフラッシャーポイントはサンゴのガレ場というよりも砂地をイソギンチャクが覆ったような環境です。タンクを背負ってジャイアントで飛び込むと・・・-10mの水底は、やっぱり見えません。ゆっくりと潜行していくといきなり砂泥の水底が現れるので、慌ててBCに吸気して中性浮力を取ります。ボケっとしていて着底してしまうと自分の周りの透明度は1m以下になるので注意が必要です。現地ガイドのアリと日本人ガイドのミキティを見ながらダラダラと泳ぎますが、どうもベラエリアという雰囲気が沸きません。周りにはイトヒキベラがワラワラと泳ぎ回っていますがクジャクベラは一向に見つかりません。
何となく放心状態になってボケっとしていたらアサイちゃんが呼んでいます。なんとブレーカーズです。バリでも数えるほどしか見られなかったスズメダイにいきなりご対面とは、こりゃ縁起がいいってもんです。なおちゃんにも極小アジアコショウダイを教えてもらいました。
ふと視線を上げると放心状態のクスメちゃんが目に入りました。どうもアリに呼びつけられて迷惑そうですが、態度に出せないところがクスメちゃんのいいところです。可哀想なので一緒に見に行ってみたら巨大な貝みたいな生き物を指差されていました。これって、何?
貝みたいな生き物を差したと思ったらアリは次なるナガレモエビを提示しています。そうそう、こういうヤツを見つけて欲しかったんだよね。
腹ペコでリゾートに戻ったら朝食です。朝からお粥やらナシゴレンやら多彩なメニューが用意されています。でもとりあえず朝食初日なのでコンビーフとジャガイモをオーダーします。(ってホントは早朝Diveの前に注文を訊かれるのだ) オーソドックスな朝食を食べてコーヒーを飲んだらウンチです。もちろんコテージにはトイレがありますがレストランの1階やダイビングサービスにも広大なトイレがあるのでダブルブッキングはあまり発生しません。
天気:曇り、気温:27℃、水温:27.8℃、透明度:5m、風向:-、風力:0
海況:やっぱりニゴニゴ、波高:5cm、最大水深:22.3m、潜水時間:84分
ちょっとのんびりしたら2本目のダイビングの時間になりました。朝食のときにミキティから次の出港時間が告げられます。オケアノスツアーでは陸での集合時間は厳格です。常に集合時間の10分前には全員がスタンバイします。中には3時間前から待ってるヤツもいるほどです。ここでも出港時間の10分前にはブリ小屋に自主的に集まり神妙な面持ちでブリーフィングを受けます。そして出港時間には全員がボートに乗り込んで全ての確認が終わっています。素晴らしぃ! 海の中でもこれくらいまとまりがあればガイドさんも楽チンなんだろうにねぇ。
2本目はリゾートからボートで1分くらいのポイントです。AER PRANG(エア・プラング)という場所でインドネシア語で「AER=水」、「PRANG=補給」だそうで船の給水所があるところです。クンクンガンのリゾートもここの水を使っているらしいです。タンクを背負って飛び込みますがやっぱり海底は見えません。ほんの6〜7mなんだけどねぇ(^^; なだらかな砂地の斜面を下っていくとイソギンチャク畑のような光景になります。ここがフラッシャーエリアです。バリ島ではサンゴのガレ場だったので多少泳ぎ回ってもあまり水は濁らなかったけどここは基本が砂泥なのでバタバタするとあっという間に見えなくなります。これは超高速的遊泳のベラを追いかけるにはひっじょーに不利です。まぁ見えなくては追いかけようもないのでメスが群れている場所に腰を据えてオスがフラッシングするのを待つことにしました。
付近にはフィラメンテッドの群れがゴッチャリと泳ぎ回っています。その中の1匹がフラッシングし始めると対抗するように隣のオスもフラッシングし始めました。さてとここで新兵器「ストレート・ビューファインダー」の出番です。フラッシング中のヤツらはもの凄いスピードなので勘でレンズを向けてファインダーに捉えます。左手の限界までフォーカスを追い続け、射程に入ったところでGET! まぁ5枚に1枚くらいの確率ですが枚数に制限のないところがデジタルの強みです。フィルムじゃこうはいかんもんねぇ。フィラメンテッドの中には時々ブルーフラッシャーも混じっていますが、ヤツらがフラッシングした時のスピードはハンパぢゃありません。・・・う〜ん、無理かも(^^;
往生際悪くブルーを狙っているところにローカルガイドのアリが呼びに来ました。興奮して「こっちに来いっ!」って言ってます。仕方ないので付いていくと猛烈なスピードで泳いで行きます。これでハナヒゲだったらキレてやるっ!
しばらく泳いだところで転石の一角を指差します。そこには巨大なボロカサゴ。ピンクのヤツはすぐにわかりますがアリはしきりに2匹いるって言ってます。どれよ? 散々指差されてやっとマダラなヤツがわかりました。いやいやさすがにレンベのガイド歴15年はダテじゃないです。
やがてみんなもアリに連れて来られました。でもみんな100ミリを付けてるのでちびデジカメでちょろっと撮るだけ。でか過ぎるんです、透明度悪いのに。。。 そんな中、アサイちゃんがシリキの群れを指して「2種類いる」って言ってます。そう言われて覗きこむと確かに黄色の入り方の違う2種類のスズメダイが混泳しています。…どっちもシリキじゃない。。。でも富戸でソラのバリエーションの多さが身に沁みているので「シリキにもいろいろいるのね」とテキトーに撮っておきました。その向こうには全身が青いスズメダイもいましたが「ルリか・・・」と撮りもしませんでした。それが夢にまでみた(半分嘘)スプリンガーだったとは。。。 くぅ〜(/_;)
昼食にはナシゴレンやら多彩なメニューが用意されていました。やっぱりリゾートのランチは優雅で美味しくないとね。ボートの上や無人島でポリ袋入りの味噌汁を飲まされるのはゴメンでございます。メニューの中から1つだけ選ぶのかと思ったら、食べたい物をいくつでも頼めます。でも残しちゃうほど頼んではいけません。…シェフに怒られます。。。
天気:曇り時々雨、気温:27℃、水温:28.1℃、透明度:1〜3m、風向:-、風力:0
海況:超ニゴニゴ、波高:2cm、最大水深:10.8m、潜水時間:71分
今日の3本目はハウスリーフで勝手潜りです。でも基本はバディダイビング。ソロで潜っちゃいけません。えぇ、レジャーダイビングの基本です。でも透明度悪いのよね。その気は全くないのに気がついたらソロ。仕方ありませんね。自然の力には勝てないってことです(笑)
桟橋の前には砂泥地に所々枝サンゴの根が点在しています。2〜3mしか見えないし目標物もなかなか見当たらないので、時々コンパスを見ないとどっちに向かっているのかわからなくなります。砂泥地では何も見つかりそうもないので砂地とサンゴの境目あたりを岸と平行に泳いでみました。
枝サンゴの上にはクラカオばっかりでニセクラカオはほとんど見当たりません。ちょっとサンゴの内陸に踏み込むとどデカいルリホシとよくわからない黒っぽいスズメダイがゴッチャリと暮らしています。何でしょね? 他ではあまり見掛けなかったヤスジチョウチョウウオもちらほらと顔を出します。そして最近はどこでもクッチャリ群れているバンガイカージナル。
付近を2〜3周したと思われる頃にサラサハタの幼魚を発見。たまたま現場近くで会ったクスメちゃんと一緒に撮影しました。幼魚を見たのはパラオ、バリに続いて3回目。成魚は高級魚だって話も聞きますがまだ見たことはありません。近所にはやや大きめのチョウチョウコショウダイ(yg)もいました。喜んで撮ったけど、今にして思えばレンベのどこに潜っても普通にいました。でも泳ぎ方が可愛いから好き!
5周目くらいに浅瀬の珊瑚を覗いていたら見かけないスズメダイの幼魚らしき姿を発見。う〜ん、こんなヤツ図鑑でも見たことないぞ。ホントにスズメダイかなぁ? 中にはスズメダイに擬態する酔狂な魚もいるので注意が必要です。別に注意しなくてもいいけど。家に帰ってインドネシア大図鑑を見ていたらそっくりなヤツを見つけました。英名:Spiny-tail Puller、学名:Dascyllus polyacanthus。ダッシラスの仲間らしいけど他の図鑑には載っていません。Bleeker,1855(ブレーカーってそんなに昔の人なのね)。こいつの成魚がまさしく珊瑚の浅瀬にゴッチャリいた黒っぽいよくわからなかったヤツのようです。でもさ、これって何かのシノニム?
周回コースからちょっと離れて深い方に行ったら急に北向きの流れが出てきました。どうせ北西方面に帰らなきゃいけないのでしばらく流されていたら大きなツマジロオコゼもコロコロと流されていました。ちょっとカッコ悪い。浅瀬に戻ったら綺麗なスパインチークがこっちに向かってきます。元気いいね。
天気:曇り、気温:27℃、水温:28.0℃、透明度:5m、風向:-、風力:0
海況:サンセット、波高:0cm、最大水深:7.2m、潜水時間:80分
3本目から上がったら雨が降ってました。どうりで海の中も暗いわけです。まぁ濁ってもいるんだけどね。軽くおやつを食べて一休みしてから4本目はニシキテグリを見に行こうってことになりました。サンセット・ダイブ(曇っててサンセットは見れないけど)なので産卵狙いです。そう言えばニシキテグリの産卵って見たことないかも。
エントリーしてしばらくは夕暮れの明るさです。水深は4〜5mほどで透明度も5mくらいあります。ミキティの後に付いていくと「ここです」って言って止まりました。でも後ろにはダレモイナ〜イ。。。ミキティは「ここで待ってて」と言い残すと団体行動のできない面々を呼びに行きました。あたりは枝サンゴの大きな群生です。珊瑚の上にはマンジュウイシモチやニセクラカオスズメダイが群れています。そう言えば去年ガワナでニセクラカオsp.(イエローリップ)は見たけどTheニセクラって初めて見たかも。枝サンゴの中には昼間見たシリキsp.(この時はspだと気づいてなかった)もいます。なぁんだ、珍しいのかと思ったけど割と普通にいるんだね。とここでもシリキのレンベver.との勘違いを深めたのでございました。
#007さんの指摘によりニセクラはバツナの間違いであることが判明しましたので訂正しました。
日も暮れて暗くなってくると枝サンゴの隙間からニシキテグリがチョロチョロと顔を覗かせます。でも珊瑚が大きいので上から覗きこむには中性を取ってカメラを構えるしかありません。これが結構疲れるのでオイラは戦線離脱。ガレ場に寝そべってこっちのニシキテグリにお付き合いすることにしました。こりゃ楽チンでいいね、えへへ。でもあちこちで求愛して上昇フェーズになるも5センチほど上昇するとピュっと下に降りちゃいます。早漏かっ? アサイちゃんは白濁が見えたって言ってましたがオイラはそれも確認できません。しばらく眺めていましたが日もとっぷりと暮れて辺りも真っ暗。もうナイトモードです。小さなコウイカやニセクラの寝床を眺めながらボートに戻りました。さぁ、飯だっ飯だっ!
利用サービス:KASAWARI Lenbeh Resort&オデッシー
昨夜の夕食にやや量的な不足を感じたものの、実は何皿頼んでも大丈夫だということがわかり、今日のディナーは心ゆくまで飽食を満喫します。前菜、スープ、サラダ、メイン、デザート。う〜ん、幸せ〜(^^) 最後は「チャプティクス」で一杯飲ることにします。このチャプティクスというのは椰子の実から作った蒸留酒です。基本的に密造酒だそうです。「インドネシアの焼酎といえばアラック」と思い込んでいた我々に成田出発直前に全スズ振理事長のヤマナシ氏から「レンベにアラックはありません。チャプティクスという密造酒があります」との緊急連絡を得ていたのでした。500mlのペットボトルで200円ほど。現地の貨幣価値からみれば決して安くはないけど、まぁ安いです(笑) 匂いはちょっとメキシコの酒・テキーラに似ていますが味にさほど癖はありません。ただ結構強いので水割りでいただきました。やっぱり酒は現地のモノに限るね。
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