6 Feb.2016~13 Feb.2016

フィリピン・アニラオ
- 6日目・エピローグ -

2015/2/10 ~6日目・エピローグ~


◆2/12(金) 晴れ、気温30℃
いよいよアニラオも最終日。この日に向かって天候は上向いてきました。特にクスメちゃんが帰った後は顕著です。 アニラオの真西にはかつて旧日本軍の小野田少尉が戦後数十年にわたって終戦を知らずにジャングルに潜んで生活していたというルバング島があります。 ちょっと遠いのでうっすらとしか見えませんでしたが、戦後70年を過ぎても感慨深いものがあります。
明日の午後はマニラから飛行機に乗るのでダイビングは午前中で打ち止めます。「最後だから好きなとこをリクエストしていいよ」と言うので 協議の結果、1本目は沈船カジノ、2本目はおまかせって事になりました。沈船カジノへは海峡を渡って行きます。 相変わらずの東風で海峡は波が逆巻いていますが、最後ともなれば懐かしさと物足りなさを感じてしまうのでした。

朝のルバング島方面朝のルバング島方面
朝食はパンケーキ朝食はパンケーキ
ブーフーウーの藁の家風<br/>オケモリ部屋ブーフーウーの藁の家風
オケモリ部屋
水色の竿で出港水色の竿で出港
6連荘でややお疲れのJoelと船長6連荘でややお疲れのJoelと船長


フィリピン・アニラオ [2016-02-12]

⑯【18/1227・Darilaut】
天気:晴れ、風向:東、風力:2、気温:30℃、水温:25.3℃、波高:くるぶし、うねり:なし、流れ:なし
透視度:15m、最大水深:22.9m、平均水深:13.2m、潜水時間:67分

まずは海峡を渡って沈船カジノのダリラントに向かいます。今回も1度潜ったところなので勝手知ったるなんとやらで エントリーした途端に全員が蜘蛛の子を散らすようにバラバラになります。 エントリー前にモリさんがオギノに「デルタいたら教えろよ!」と言ってます。 オギノはオギノで「アンボンいたら教えなさいよね!」などと言ってます。 「絶対だからね!」などとクドいくらいに念を押していると「オレのデルタはどうなるんだよ?」と口論になってます。 アホらし...
最終日なので撮りこぼしがないように再度普通種をじっくり撮っていきますが、何度撮ってもダメなもんはダメな気がしてきます。 写真って難しいワン。ウミウシはよくわからないので見かけるたびに片っ端から撮ります。 でも黄色くないのに何でキイロウミウシって言うんだろうね?

<b>デルタスズメダイ</b><br/><i>Chromis delta</i>デルタスズメダイ
Chromis delta
<b>Purpletop Dottyback</b><br/><i>Pictichromis diadema</i>Purpletop Dottyback
Pictichromis diadema
<b>Purpletop Dottyback</b><br/><i>Pictichromis diadema</i>Purpletop Dottyback
Pictichromis diadema
<b>Blackspot Damsel</b><br/><i>Pomacentrus stigma</i>Blackspot Damsel
Pomacentrus stigma
<b>キイロウミウシ</b><br/><i>Glossodoris atromarginata</i>キイロウミウシ
Glossodoris atromarginata
<b>ボンジイボウミウシ</b><br/><i>Phyllidia exquisita</i>ボンジイボウミウシ
Phyllidia exquisita

棚の上に戻って浅場を散策しているとフォースライン・ゴビーです。パラオ以来かも?いやバリでも見たかな? 隣のイソギンチャクではホンソメワケベラ風がフリフリしています。でも何となく違和感があったので撮っておきました。 図鑑で見たら"マナベベラ"ぢゃん!マナベベラの幼魚ってこんな柄だったのね。初めて知りました。 ふと見ると見たことあるようなないような白っぽいスズメダイの幼魚風がいっぱいいます。何だったっけっかな? 散々撮っているうちに「ホワイトダムセルぢゃね?」と思い付きました。そうだホワイトダムセルだった... と思った時には既に50回以上もシャッターを切った後なのでありました(^^; リゾートダイバーにはこういう失敗が付き物だという教訓でした。

<b>Yellowstripe Goby</b><br/><i>Koumansetta hectori</i>Yellowstripe Goby
Koumansetta hectori
<b>マナベベラ(yg)</b><br/><i>Labropsis manabei</i>マナベベラ(yg)
Labropsis manabei
<b>White Damsel(yg)</b><br/><i>Dischistodus perspicillatus</i>White Damsel(yg)
Dischistodus perspicillatus
<b>クラカオスズメダイ</b><br/><i>Amblyglyphidodon curacao</i>クラカオスズメダイ
Amblyglyphidodon curacao

海峡を渡ってルソン島に戻ったら次は今回最後のDivingです。ポイントはJoelにおまかせです。 そうしたらカテドラルという所に連れて行ってくれました。水中にカテドラル(大聖堂)という十字架が付いた小さな祠があるんだそうですが 水深が-25m位だそうなので信心深いボク(嘘)は断腸の思いで断念しました。 ボートの下はこれまでにないほどのサンゴ礁で綺麗な水中風景です。 もっとも栄養豊富なフィリッピンの海なのでプランクトンでうっすら白んでいてケラマやパラオのようなブルーではありません。 だから魚種も豊富なんだと思うけどね。

ソンブレロ島を背景に最後の海峡渡りソンブレロ島を背景に最後の海峡渡り

⑰【19/1228・Cathedral】
天気:晴れ、風向:東、風力:1、気温:30℃、水温:25.2℃、波高:くるぶし、うねり:なし、流れ:~中
透視度:15m、最大水深:11.3m、平均水深:6.1m、潜水時間:62分

今まで潜ってきたアニラオとは随分違って海底は主にサンゴ礁です。オカノさんが「流れに逆らって泳ぐのは絶対にイヤっ!」と強く主張したので 今回は流れに乗って(と言っても殆ど流れていないんだけど)ドリフト・ダイビング風です。 エントリした途端に全員がバラけてしまったので各自が何かを探しながら行きます。 それにしてもケサガケベラ(yg)は難しいです。たぶん今までちゃんと撮れたことないかも(^^;

<b>コールマンウミウシ</b><br/><i>Chromodoris colemani</i>コールマンウミウシ
Chromodoris colemani
<b>ケサガケベラ(yg)</b><br/><i>Bodianus mesothorax</i>ケサガケベラ(yg)
Bodianus mesothorax
<b>クロヘリイトヒキベラ</b><br/><i>Cirrhiabrus cyanopleura</i>クロヘリイトヒキベラ
Cirrhiabrus cyanopleura


30分ほど泳いだら急に向かい潮になって逆流してきました。オカノさんがJoelを睨みつけたのでJoelは「撤退~っ!転進する~っ!」と叫んでUターンしました。 何だよ、やれば出来るんジャン。行きも帰りもドリフトできて楽チンだね。 最後にボートの近くで茶色いスズメダイにロックオン。何だっけ、コイツ?50枚ほどシャッターを切ったところで隣の岩陰から眼状斑の残った若魚が登場。 「そーだ、オブスカーダムセルだった。」 夜の「写真見せっこ」の時にそんな話をしていたらモリさんに「オブスカー見ると毎回そんなこと言ってるジャン」と言われてしまいました。 だって、そ~なんだモン。

<b>Obscure Damsel</b><br/><i>Pomacentrus adelus</i>Obscure Damsel
Pomacentrus adelus
<b>Obscure Damsel(yg-Ad)</b><br/><i>Pomacentrus adelus</i>Obscure Damsel(yg-Ad)
Pomacentrus adelus


リゾートに戻ったら器材を洗って日向に干し、カメラ関係を分解してパッキングします。 折からの直射日光で器材は30分程でパリパリに乾きますが、念を入れて1時間も干しておいたら熱くて触れないほどになってしまいました。 午後を休みにして片付けると他の皆んなはダイビングに行っているので干場も広々使えて作業もはかどります。 干している間に最後のランチ。今日はサンミゲルも一緒に昼下がりのハッピーアワーです。

最後のランチ最後のランチ
トゥクトゥクトゥクトゥク
最後の夕日最後の夕日

夜は最後の「写真見せっこ」。オケツアーでは去年のバリから夜のログ付けで皆んなが撮った写真を見せっこするのが恒例になっています。 当日撮ってきたばかりの写真なので当然ノートリミング、無修正、無加工。完全な失敗作の削除すらしていないので 飲みながらテキトーに見ているので、延々と続く失敗作品に「いつまで撮ってんだよぉ~」「しつけぇ~なぁ」とヤジも飛びます。だってショーガないじゃん。 でもこうやって皆んなの素の写真を見ているとそれぞれの好みも分かって楽しいモンです。 他人の写真に悪態をつきながらフィリッピン最後の夜は更けてゆくのでした。

◆2/13(土) 晴れ、気温30℃
マニラ発は14:50のフィリピン航空PR432便なのですが途中の渋滞を考慮して7:30にはリゾートを出発することになりました。7時間前かよ(^^; しかしそんなことよりも全スズ新メンバーには重大な任務が残されていたのでした。そう、こっそり黙ってリゾートのどこかにステッカーを貼るのです。 これは10年前から続く風習のようなものです。決して許可を取ったりしてはいけません。黙ってコッソリが基本です。 ただ今回はリゾートやダイブセンターのどこにも他のステッカーらしきものが貼られていなかったので、場所の選定には初日から頭を悩ませていました。 ええい王道じゃ!リゾート内の一番目立つ場所に正々堂々とコッソリ貼ってやるぅ! 朝5:00はまだ空も真っ暗でリゾート内は静まり返っています。朝食時には人も増えるので困難になります。今がチャーンス! 前夜に最終決定したお土産コーナーのガラス扉が標的です。

全スズ新ステッカー全スズ新ステッカー
全スズ新ステッカー全スズ新ステッカー
最後の朝最後の朝

朝食をかっ込んで前庭に出ると送迎のワゴンが到着していました。2台あるけど1台は同時にチェックアウトする別チームの車です。 我々の山のような荷物を見てドライバーが「一緒のチームなら荷物を分散する」と言ってますが行き先が違うので「そんなのはダメだ!」と一蹴します。 諦めたドライバーは荷物を積み始めますが何を考えているのか(何も考えていないと思うけど)スーツケースを平積みし始めます。 「そんなんじゃ全部載るわけねーじゃん!」「バカ!そーじゃねーよ!」と我々メンバーが指揮をとって積み直しです。ダメだな、コイツ。 走り始めるとドライバーが「直接空港に行くのか?」と訊いてきます。バカ、さっき打ち合わせたばっかりだろ!ショッピングセンターに寄ってから空港に行くんだよっ! 話、聞いてたのか?! ダメだなコイツ。
高速道路に乗るまでは相変わらずの渋滞です。コレはもう仕方ないね(^^; 高速道路に乗ってしまえば訳のわからない料金所はいっぱいあるけど順調にマニラに向かいます。そしてマニラはまた渋滞(^^;

送迎車送迎車
高速道路高速道路
マニラ市街マニラ市街

空港近くのSMショッピングセンターの駐車場に車を入れたら1時間半で買い物とランチにします。 今回のお土産はPiliNuts(ピリ・ナッツ)というお菓子に決めていたのでスーパーのナッツコーナーに直行です。でも見つからない... 店員のオネーチャンに訊いてもないと言う。でもそんなはずはないので更に独自に探します。そうこうするうちにパックになったPiliNuts発見! ほらね、フィリッピン人の言うことなんていい加減なんだから(笑) お土産が大量なので棚にある分を爆買い!
フィリッピンでは有名だというファーストフードの"ジョリ・ビー"というお店があったので記念にランチしようかと思いましたが マクドナルドとジョリ・ビーだけが激混みです。人気店だねぇ。それにしても子供が多いです。一家族で5~6人が普通です。 子供が多いと活気があるねぇ。でも大人のオヤジは皆んな働かないんだよなぁ(苦笑) 諦めて向かいにあるお客が一人も入っていないピザ・ハットで食べました(笑)

SMショッピングセンターSMショッピングセンター
ジョリ・ビージョリ・ビー
向かいのピザ・ハット向かいのピザ・ハット

お昼を食べたら車に戻って空港に向かいます。が、空港駐車場の入口でドライバーが係員に止められています。 何やら話していますがやがて戻ってきて「到着が遅れたので一人500ペソを払わないと入れてくれない」などと言っています。 そんなことある訳ねーだろ!と思いながら「やっぱりマニラは一味違うぜ」と言いながらネタ代だと思っておとなしく支払います。 車の外に出たドライバーはその金の一部を係員に渡し、残りは自分のウエストポーチに入れました。やっぱね(苦笑) まぁどうせチップで渡そうと思ってたお金を先払いしたようなものなのでオッケーです(笑)

空港ロビー空港ロビー
フィリピン航空いっぱいフィリピン航空いっぱい
機内食機内食

成田に着いたら今夜は打上げの予定です。常宿の東横イン成田空港に至近のとんかつ居酒屋「ありが豚」です。 ただ成田着が遅いのでラストオーダーに間に合うかどうかは飛行機次第になります。 PR432便は定刻よりも10分早く成田に降り立ちました。到着してすぐにFacebookをチェックしていたオカノさんが 「クスメちゃん、マドンナに行ってるっ!」「何だよ!どうしても外せない重要な要件ってマドンナのコンサートかよっ!」 到着後はイミグレもバゲッジも順調です。税関を抜けてターミナルの外に出たら東横インの送迎バスが今まさに発車しようとしています。 待ってくれぃ!山のようなスーツケースを抱えて猛ダッシュ!あぁ映画のワンシーンみたい。 送迎バスの中からありが豚に電話してみると「満席です」とのこと。あ~あ、あんなに走ったのにさぁ。 この喪失感を何処かにぶつけたい我々の不満が、皆んなを欺いてマドンナに走ったクスメちゃんへと向かうのに時間は掛かりませんでした。 「くっすめ~!お前のせいだぁ~!」 でも不満をぶつけるには大義名分が必要です。 そうだ、クスメちゃんから密輸を頼まれたタバコ4カートンが税関で引っかかって間に合わなくなったことにしよう!(笑) クスメちゃんからカメラを借りて苦境を乗り切ったボクとしては心が痛みましたが流れに乗ることにしました。 イジメってのはこうやって増長されていくもんなんだよなぁ...
近所のセブンで純米吟醸やちーかま、笹かまぼこに豪華サラダやワインなんぞを買い込んでホテルの部屋で宴会に突入です。 でも証拠写真にはチープなツマミと缶ビールしか載せませんでした(笑)

東横イン成田空港東横イン成田空港
セブンで買い出しセブンで買い出し
閉店している「ありが豚」閉店している「ありが豚」
飲み部屋飲み部屋
侘びしい打上げ風景侘びしい打上げ風景

翌朝は一旦成田空港まで送迎バスで戻ってから田村車庫行きリムジンバスです。 折からの悪天候でオカノさん達は羽田からの那覇便を心配しながら車中の人となりました。 しかし我々が田村車庫に着く頃には雨も上がって青空がのぞくまでに天気も回復しました。それにしても春みたいに暖かい日本で良かったワン。

雨上がりの田村車庫雨上がりの田村車庫
春です春です
今回の収穫今回の収穫





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