6 Feb.2010〜13 Feb.2010

2010/2/11 〜5日目・バリ観光〜

今朝も恐らくコーランは鳴り響いていたはずである。不覚にも全く気がつかなかった。「人間は順応の動物である」とはよく言われることだが、こんなにも簡単に順応したのは生まれて初めてかもしれん。
今日はSariダイブに団体様がやって来る日です。大盛りお粥とオムレツの朝食を食べ終わってダイブセンターでウダウダしていたらその団体様がやって来ました。うー、平均年齢高っ(笑) 年齢と比例するようにおばあちゃま方の声が高いので、すごすごと部屋に逃げ帰ってダラダラすることにします。その間にスタッフ達は器材やタンクをボートに積み込んでいます。テキパキとよく働くね。サトミさんのブリーフィングが終わったらおばあちゃま方はボートに向かうわけですが、バッテリーがビンビンです(笑)

恩ちゃんとチャラ

ハエ取り紙に捕まってベタベタのチャラ

No.19/938 シークレット・ベイ

天気:晴れ、気温:31℃、水温:26.7℃、透明度:3〜5m、風向:-、風力:0
海況:寒っ(^^;、波高:なし、最大水深:8.0m、潜水時間:87分

前回来たときにも既に廃墟と化していたDive&Dive'sの元ダイブハウスはほとんど崩れ落ちそうな状態です。
そして器材セッティング&シャワー設備の近くには欧米人と思われるジーさん2人組(後にドイツ人の研究者と判明)がニコノスRSにバズーカ砲のようなストロボを付けて屯しています。このジーサマが後にいい味を出してくれるとはまだ思いもしなかった平和なシークレットベイの午前中でした。(出したのは別のものだったけど)

元Divesのクラブハウス

さて1本目はニシキテグリ、バンガイカージナル、オイランハゼ等を見に行こうということになり早々に準備を済ませると器材を背負ってジャブジャブとビーチエントリーします。毎度ゴミの多い所ですが今回は特に凄くて、水面のゴミをかき分けるようにして潜行します。しかも水温が低くてかなり寒いです。フードベストを持ってこなかったのは失敗だわ(^^;
透明度もあまり良くないので、ハグれちゃった時に自分で帰って来られるようにコンパスを合わせます。いつもなら沖に向かって(進む方を見て)合わせるんですが、遠浅のビーチを軽く沖まで出ていたのでふと「岸を見て合わせた方が簡単じゃん」と思いついて、いつもと180度ずらしてコンパスを合わせます。
それにしても、魚が少なくね? 来る度にドロドロになって殺風景になってるような気がするのは気のせいでしょうか? 鉄製の枠や魚礁には相変わらずバンガイ・カージナルフィッシュやサンギルイシモチなどが付いています。ヘリ君が口の中で卵保護している個体を教えてくれたので、軽く粘って口の中を覗き込みます。もしかしたら仔魚を保護してるのがいるかも知れないと思って探し回りましたが、全部卵でした。それにしても、卵でかくね? 振り返るとみんなの姿が濁った水の彼方に消えかかっているので慌てて追いかけます。

サンギルイシモチ バンガイ・カージナルフィッシュ

みんなは砂地でヘリ君に何かを教えてもらっているのでしばらくは動きそうもありません。そこでその周辺を探検に行きました。それにしても魚影が薄いねぇ(^^; 散々泳ぎ回って元の場所に戻ると”ダレモイナ〜イ!”状態になってます。もう帰ったのかなぁ?それとも先に進んだのかなぁ? 皆目見当がつかないので一人で戻ることにして好き勝手に生きることにしました(笑)
やや帰り道方面に進路を取ってジグザグ泳いでいると所々で巨大なケショウハゼが目に付きます。今日は殆ど撮ってないしこのままだとログのネタにも困ることになりかねないと”この際何でもいいから撮っておけ”状態でいろいろな角度から撮ってみます。

スミレスズメダイ ミナミゴンズイ ヤツシハゼ ケショウハゼ

ひとしきり撮影して顔を上げるとフラットな砂地に目標物も全くなくて方角がサッパリな状態になってます。こんな時こそ周到に方角まで合わせたコンパスの出番です。雰囲気的にはここから岸の方に向かえばエントリー場所からそう遠くないビーチにたどり着くはずです。浅場にはオイランハゼもいるって言っていたのでそれを攻めようと思ったのです。そこでコンパスを手に持ってエントリーした方角から180度ずらした向きに進行方向を定めて進みます。ここで気づくべきだったのです。いつもと180度ずらしてコンパスを合わせたことに。
水深は浅いし透明度も5m位あるので油断した僕は何の疑いもなく正反対の方向に(沖に向かって)ズンズンと進みます。次第に浅くなってくる筈なのですが、海底はフラットなまま水深は全く変わりません。こんなに遠くまで来てたのかなぁとは思いましたが、まだチョンボには気付いていません。更に10分ほど泳ぐとようやく水深が浅くなり始めました。エントリー場所とは砂が違うなぁとは思いましたが、まぁ浅くなってきているので岸に近づいてることは間違いなさそうです。そして水深が1mを切ったところで水面から顔を上げました。

 「ここはどこ?私は誰?」

どうやらシークレットベイのど真ん中らしいです。遥か彼方にエントリー場所が見えます。

 「どぼじで?どぼじで〜?」

恨みがましくコンパスを確認したところでやっと思い出しました。今日は岸に向かってコンパス合わせたんだった(^^;::
潜水時間は既に60分を超えています。エントリー場所までは泳いでも20分位はかかりそうです。え〜ん、お腹空いたよぉ〜(TT) やっとこさ帰りついた頃にはみんなお弁当を食べ終わっていましたとさ。それでも悔し紛れに写真は撮るのだ!

ソウシハギ ●●ハゼ


やっとこさお弁当にありついて空腹を満たすとさっきに失敗もすっかり忘れて元気になりました。やっぱりお腹が空いてるといいことないワン(違) 空の弁当箱を持って車に向かうところで、先程のドイツ人が2本目に向かう準備をしています。そのうちの片方のジイサマはベンチに座って右膝を立ててウエットスーツを着ようと息んでいる真っ最中です。それを何気に見るともなく見たらバットマンパンツ型のジーサマの海パンから玉がボロンと飛び出しました。ひえ〜っ(^^; ドイツ人の玉だからジャーマン・ボールやね。ジーサマは全く気づかない様子で玉を陳列したまま更に息んでいます。このままだとフランクフルト・ソーセージまで出てきそうなので慌ててその場を立ち去ります。他人のモノは、やっぱり見たくないねぇ(^^;

 (画像はありません)

2本目はカネマツ夫妻の希望でピクチャー・ドラゴネットを見に行くことになりました。ビーチには小さなボートが置かれておりこれでポイントまで向かうようです。でもさ、ちょっと小さくね?

No.20/939 シークレット・ベイ

天気:晴れ、気温:31℃、水温:28.0℃、透明度:0.5m、風向:-、風力:0
海況:猛烈なニゴニゴ、波高:なし、最大水深:4.5m、潜水時間:58分

ビーチから小さなボートに8人が乗り込みます。ボートは16フィートそこそこなので器材を載せると転覆しそうなくらい不安定ですが、地元のボートマンはそんなことお構いなしに船を出します。一波食らえば一発で転覆しそうなものですが、幸いシークレットベイの水面は鏡のように滑らかです。
3分も走るとボートは無人島の近くに止まりました。ヘリ君曰く「もう一つ(のポイント)は(採集業者に)採られすぎて(ピクチャードラゴネットは)全然駄目になったけど、ここは僕の秘密のポイントだからタブン大丈夫」。どこでも同じようなことをやってるのね(^^; クロマグロがワシントン条約ならこれも禁止した方がいいんじゃね? どうせ輸出先は殆どが日本なんでしょ?
ボートの下は足が着くほどの水深なので水面で器材を背負ってヘリ君の後を追いかけます。透明度は30〜50センチ程度なので、一度見失ったら浮上して泡を追いかけるしかありません。それにしてもよく間違わないで着けるもんだ。
1分位泳いだところで目的のポイントに着いたようです。ヘリ君が指差す先にはピクチャードラゴネットがチョロチョロと泳ぎ回っています。今回は折角ムービーデジカメを持ってきたので軽く一眼で撮ったらムービーに持ち替えです。それにしても猛烈な浮遊物やねぇ(^^; しばらく回していると2匹が出てきてクルクル回ったり噛み付いたりしています。ムービー初心者なのでこういう場面を見るとガッツポーズが出てしまい早速撮影に入ります。うーん、いいねぇ! … んっ? 何で残り時間の表示が出てないんでしょ? …と、撮れてないじゃん(^^; 撮影ボタンを押したつもりで押せてなかったみたいです(TT) 気を取り直してもう一度撮影を始めましたが、さっきの2匹はすっかり興奮も醒めてバクバクと何かを食い続けています。もう一回喧嘩しろー!(/_;)
後で再生してよく見たら、浮遊物は全てプランクトンがウジャウジャと漂っている姿でした。レギ外してウガイしたりしないでホントにヨカッタ。

ピクチャー・ドラゴネット キリンちゃん キリンちゃん キリンちゃん

最後はちょっと飽きてきますが、不用意に動きまわると更に泥が巻き上がって大変な事になりそうだし迷子必至なので、岩陰にいるインコハゼやテンジクダイを見ながら時間を潰します。そうこうしているうちにヘリ君が迎えに来ました。「こっち!」と自信たっぷりに泳いでいますが、よく間違えないねぇと言ったら足元の水底の泥に描かれた1本の筋を指さして笑っています。何だ、来るときに自分で描いて来たのね(笑) チルチルミチルの原理や〜。
2本のダイビングを終えてシャワーを浴びたら車でSariダイブに戻りますが、途中のお店で夕食の「アヤム・ベトゥトゥ」という鶏料理を買い出しです。事前に聞いた話では”猛烈に辛い”らしいのでたくさん買い過ぎるなよ〜!

イエローリップ スズメダイモドキ(yg) スズメダイモドキ(yg)


ココナッツ

利用サービス:Sari Dive & Cottage


ダイブセンターに着いたらサトミさんに「今日はハウスリーフ行かないの?」と訊かれましたが「もうお腹いっぱいでございます」(笑)
そうこうしているうちにスタッフ達が我々の器材を丁寧に洗って干してくれていました。自分で洗うよりよっぽど丁寧です(笑) ありがとねー!

手作りの串と魚たち 焼き焼きするスタッフ 焼かれるのを待つイカ達 海老、多過ぎねぇか(^^;

部屋に戻ってシャワーを浴びたらダイブハウスでログを書きながら恒例のハッピーアワーです。サトミさんがサリーちゃんに「ビールはこうやって注ぐのよ」なんて教えていますが下品なオヤジが「栓を抜く前に王冠をコンコンって叩くともっと美味くなるんだよ」とか「手は伸ばして揃えて『だっちゅーの!』ってやるんだよ」などと雑音を入れるのでサトミさんに「変なこと教えないでよっ!」と怒られてしまうのでした。

そしていよいよアヤム・ベトゥトゥの登場です。竹で編んだような器から出てきたのはいかにも辛そうな色をしたブツです。中身を広げてみると鶏が頭から尻尾の先まで丸ごと1羽入っています。頭も入っているので大好きなネック(せせり)部分もあります。肉を小削ぎとって一口食べますが、そんなに言うほど辛くもないじゃん。 …いや、辛いぞ辛いぞーっ! ひぇ〜(^^;;; 口の中と喉の奥をアラックで洗い流すと不思議と鶏肉の美味しさが蘇ってきます。おぉ美味いじゃん! でも調子こいて食べ過ぎると後でピーになりそうです。隣のヘリ君は「ボクは辛いの嫌いネ」と言って自分だけ卵焼きを作って食べてます。軟弱男めっ(笑)

いただきまーす! 海老山盛り(ごく一部です) スイカ 今日もマンゴスチン!


今日は朝のコーランはお休みだったのかしら?と思うほど熟睡してました。オケモリさんは散歩しながらコーランを口ずさむまでに進歩しましたが、僕にはやっぱり信仰心が欠けているようです。
いつもならデンパサールまで真っ直ぐ帰るところですが今日の飛行機は深夜1:00発です。何度かバリ島には来ていますがまだ観光ってモノをしたことがなかったので、今日はバリ観光をしながらデンパサールに向かうことにしました。
実は昨日のこと、最終日の観光ツアーを申込む期限が8時だというので夕方の5時頃にオケモリさんが「Eコースでお願いしたいです」とサトミさんに申請したら「えー!AM8:00までって言ったじゃん!もう間に合わないヨォ〜」…。どうやら最近はトラブルが後ろ倒しになる傾向があるなぁ(苦笑) そこでサトミさんから、到着日にSariに来るときに乗せてもらったドライバーに連絡を取ってもらい、観光Eコースの内容そのままに走ってもらうことで了解してもらって何とか事なきを得たのでした。 閑話休題。 いつものように朝食を食べてコーヒーを飲みながらチャラと遊びます。お迎えは11:00の予定だし荷物のパッキングはほぼ終わっているので時間はたっぷりです。それにしてもスーツケースがこんなにもスカスカなのは、なんか忘れ物してるんじゃないかと不安になります。
ミンピに滞在している昨日のお客さん達もやって来てヘリ君が笑いを取りながらブリッてます。どうやらオヤジギャグがジイ様バァ様方にウケてるらしい(笑) そうこうしているうちにヘリ君はボートで出発しちゃいました。お見送り出来なくてゴメンねー! 楽しいダイビングをありがとねー!
お迎えの車は11:30を過ぎてもやって来ません。遅せぇーなぁなどと悪態をついているところに見慣れた運ちゃんが登場。車に荷物を積み込んだら出発です。が、朝からバリ島の山岳方面は真っ黒な雨雲に覆われています。どう見ても絶対に土砂降りです(^^; それでも毎回真っ暗闇の中で走っているバリ島の山の湖も一度は見てみたいので、一同意を決してデラックスなワゴン車に乗り込んだのでした。ダイブセンターではサトミさんやサリーちゃん、セキュリティのスタッフがお見送りしてくれました。また来るからねぇ〜!バイバ〜イ!

Copyright © 2010 Masamichi Torisu All Rights Reserved